ウラジーミルの微笑

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集の全巻読破を目指します

アフリカ文学

1-11『鉄の時代』J・M・クッツェー/くぼたのぞみ訳

死せるトルストイ、生けるクッツェーを わたしに共感して読んではだめよ。あなたの心臓とわたしの心臓といっしょに拍動させないで。(p.125) <<感想>> 久々にキツい読書だった。 本作『鉄の時代』の主人公である老女カレンの置かれた状況はキツい。 舞台はア…

1-08②『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ/土屋哲訳

アフリカの叙事詩? わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。わたしの生活は、やし酒を飲むこと以外には何もすることのない毎日でした。当時は、タカラ貝だけが貨幣として通用していたので、どんなものでも安く手に入り、おまけに父は町一番の…