ウラジーミルの微笑

海外文学・世界文学の感想を長文で書くブログです。池澤夏樹世界文学全集の全巻マラソンもやっています。

2024-04-01から1日間の記事一覧

『それぞれの少女時代』リュドミラ・ウリツカヤ/沼野恭子訳

その顔さえ白くぼやけて ヴィクトリヤが、双子の片割れであるガヤーネを初めて憎らしいと思ったのがいったいいつだったのか―出生以前なのか、以後なのか―それは、だれにもけっしてわからない。(p.33) <<感想>> ウリツカヤはどうしてこんなにつまらないのに、…